同棲は後で、ゆっくり深い愛を先に。

私は以前、3年間同棲していた経験がある。
同棲したことで学んだこと、後悔したことを紹介したいと思う。
同棲のきっかけは、学生時代の交際相手だったフリーターの元彼が、私の一人暮らしの家に転がり込んでくるように、同棲をスタートさせた。この時、「同棲しよう」という言葉はなく、いつの間にか住み着いていた印象だった。
最初の後悔した点として、同棲する前にルールや期限を決めたり、関係性が結婚を意識した付き合いでなかったということ。「好きだけで一緒に住もう」は必ずと言っていいほど、失敗する確率が高いのでお勧めしない。
それから、ダラダラと付き合いが続いた。一緒に住んでいれば、まず習慣の違いにストレスが溜まっていく。洗濯物を脱ぎっぱなし、電気の消し忘れは半年もすれば「仕方ない」と思えてくる。しかし、戸締り忘れの多さがストレス最高潮となる。一応、女の子の一人暮らしであって、もし誰かに入られていたらと思うと怖くて仕方ないし、大切に思ってくれていないのだろうかと不信感が募った。
そして、生活リズムの違いにも頭を抱えた。私は学生なので普通の生活だが、元彼は昼夜逆転の生活。一人暮らしの部屋なのでワンルームのため、光や音を遮ることもできない。私が寝ている時に帰ってきて、お構いなしに電気を煌々とつける。眠れないじゃないかと何度怒鳴ったことだろうか。交際しているとはいえ、住まわせてる身分なんだから遠慮というものがないのかと思うようになった。こうして、次第にお互いストレスを溜めていくのだった。
計画性のない同棲はこうやってお互いの気持ちに溝を作っていくので、いいことはないと断言する。メリットは、好きな人と時間を気にせず一緒に入れることやお互いを深く知れるという点じゃないかと思う。しかし、お互いを深く知れるという点に関しては、最後まで元彼のことを理解できていないことが多かったので、この限りではないと思う。「好きだから一緒にいる」ということは「自分を認めてくれる存在がいるという承認欲求を満たす」ことでもあると思う。特に若いうちは、「彼を支えている自分が好き」という仮花嫁気分に浸りたい年頃でもある。
同棲というのは結婚前ならいいのかもしれない。しかし、まだ現実的に考えていないのなら、時間と待ち合わせ場所を決めるカップルらしいデートをすることをお勧めする。何事も急がば回れだと思う。急がなくても、ゆっくり愛を育んで、深い愛にしてくださいね。"


冷蔵庫のみ 引越し

食事、金銭面、家事負担割合の三点で

当時私は34歳の独身男性で仕事は自営業、1LDKのマンションで一人暮らしをしてました。
ここに交際中の彼女が転がり込んできて同棲しました。
彼女は24歳の実家暮らし、仕事は事務です。


まず困ったのは、料理ですね。
私は一人暮らし歴10年ほどだったので、最低限の料理はしてきました。
まあ自炊といっても簡単な料理を作る程度、面倒な日はご飯だけ炊いてオカズはスーパーの惣菜を購入って感じでした。
まあこれが一番手間かからず安上がりだったんですよね。
正直料理は得意じゃなかったのですが、彼女の料理は壊滅的でした。
ですので私の方が料理をする比率は高かったんですが、自分一人分作るのと相手の分も作るのって段違いに面倒なんです。
例えば食材の好き嫌いも出てきます。
私は辛い料理が好きなんですが、彼女はまったくダメです。
大好きな麻婆豆腐は辛口なんですが、彼女は辛口だとまったく食べられないので甘めにしました。
麻婆豆腐なんて辛いのが美味しいんですから、辛くない麻婆豆腐を食べてもストレスは溜まるばかりでした。


お肉にしてもそうです。
私は脂身の多いバラ肉が好きなんですが、彼女は脂身は全然ダメです。
しかも彼女は普通の肉は食べれないんです。脂身のない赤身や、鳥肉なら胸肉しか食べません。
実家だと親が作るので文句言わずに食べてたらしいんですが、私相手にはガンガン言って来ます。


ただでさえ二人分作るとなると手間ですし、二人分の料理をするとなると台所のスペースも狭く感じます。
挙句に自分好みの料理は作れないし、食材も彼女に合わせなければいけません。
せめて彼女が作れればいいですが無理ですし、これに慣れるまで半年はかかりました。


次にお金の問題です。
同棲前から私はここに住んでたわけです。
当然彼女はデートの度に私の所に来てました。
この時の彼女は客なわけですから、基本上げ膳据え膳で接してましたし光熱費も一切もらってます。
問題は同棲してからも彼女はお客様気分でいるということです。
彼女は実家暮らしでしたし、たまに遊びに来ても光熱費とか一切気にしたことありません。
同棲をしてからも同じように光熱費や家賃の支払いどうこうはありませんでした。
彼女からすれば彼女がここに住まなくても私は家賃と光熱費を支払うんだから、私が払って当然だと思ったんでしょうね。
しかし二人分となると光熱費って結構上がるんですよね。
特に食費はかなり増えました。私と彼女の分を別々に作ったりすることもあったからです。


お金を入れない、料理も出来ない、ならせめて掃除や洗濯ぐらいはして欲しいって思いました。
しかし掃除や洗濯も、同棲前は私が一人で全部してたことです。
洗濯は私には洗いづらいものがあったので彼女の分は彼女にさせましたが、掃除やちょっとしたことは全部私でしたね。
例えばお茶を入れるにしても、私がお茶を入れて彼女はテレビを観てるだけです。


正直、同棲前と比べて負担はものすごく大きくなりました。
他にも生活サイクルが合わなかったりと問題はありましたが、同棲をして特に大変だったのは食事、金銭面、家事負担割合の三点でした。